米国では争奪戦も…マエケンのメジャー行きに広島が難色

公開日: 更新日:

 問題は、広島が設定するであろう20億円の移籍金を、払う球団があるかどうかだが、海の向こうではすでに争奪戦が勃発している。

 8月31日付レッドソックスの地元紙「ボストン・グローブ」(電子版)は、次にメジャーに移籍する選手として有力視される前田の名前を挙げ、「早くから関心を寄せていたレッドソックス以外にもドジャース、エンゼルス、カブス、ダイヤモンドバックスなど5球団以上が入札に参加するだろう」と報じている。

 ここで名前の挙がった5つはいずれも金満球団。先発に平均10億円超の年俸を払う“体力”がある。

 前田はまだ26歳。長期契約を結ぶメリットがあること、移籍金が「ぜいたく税」の対象にならないことを考慮すれば、本人の年俸以外に20億円のカネを払うことは決して大きな負担にはならないと各球団はソロバンをはじいている。ナ・リーグのあるスカウトがこう言った。

「WBCでの好投(3試合2勝1敗、防御率0.60)で注目を集め、抜群の制球力は高く評価されています。それ以上に各球団のスカウトが買っているのが野球に取り組む姿勢です。今年は離脱を繰り返していますが、そもそも前田はケガに強く、多少の痛みがあっても休みたがらない。プロとしての自覚、エースとしての責任感が強いとみるスカウトは少なくありません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  5. 5

    露呈された韓国芸能界の闇…“兵糧攻め”にあうNewJeansはアカウントを「mhdhh」に変更して徹底抗戦

  1. 6

    大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに

  2. 7

    大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  5. 10

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い