日ハム逆王手 延長V打中島は来季の「居場所確保」をアピール

公開日: 更新日:

「昨日、今日もチャンスで打てなかったので。最後、あそこ(十一回)で打たないと男じゃないと思って打席に入りました」

 19日のCSファイナルステージ第5戦。延長十一回1死満塁から右翼前に決勝打を放った伏兵は、ホッとした表情でヒーローインタビューに応えた。

 無理もない。本人の言うとおり、延長V打の前までの直近2試合は散々だった。前日の試合から得点圏に走者を置く場面でことごとく凡退。この日も1点差に迫った直後の七回2死三塁という絶好の同点機に空振り三振を喫していただけに、気持ちが入っていたのだろう。

 しかし、奮起の理由はそれだけではない。来季の「居場所確保」への執念もあったはずだ。

 日本ハムは今オフ、2年前までチームに在籍した田中賢介(33=元レンジャーズマイナー)の復帰が決定的。人気、実力、実績に勝る田中がチームに戻れば、二塁手でポジションがかぶる中島は必然的にはじき出され、大引との遊撃手争いが予想される。来季は再びポジション争いを強いられることが濃厚で、今から首脳陣に勝負強さや存在感を見せつけておく必要があったのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  4. 4

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  5. 5

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  1. 6

    中居正広氏と結託していた「B氏」の生態…チョコプラ松尾駿がものまねしていたコント動画が物議

  2. 7

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  3. 8

    中居正広氏が女子アナを狙い撃ちしたコンプレックスの深淵…ハイスペでなければ満たされない歪んだ欲望

  4. 9

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  5. 10

    SixTONES松村北斗 周回遅れデビューで花開いた「元崖っぷちアイドルの可能性」