侍Jでも片っ端から…楽天・松井裕の止まらぬ“質問攻め”

公開日: 更新日:

「中継ぎをやることになって、たくさんの方が声をかけて下さった。それを胸に刻み、自分が(チームを)引っ張っていく気持ちでやりたい」

 昨11日、欧州代表戦の八回から登板し、1回1失点だった松井裕樹楽天)がこう言った。

 キャンプで大久保監督からリリーフ転向を通達された高卒2年目左腕。抑えのミコライオが腰椎ヘルニアで長期離脱することになり、ここにきてストッパーに抜擢される可能性も出てきた。

 超高校級左腕と騒がれた桐光学園時代からチームの大黒柱。リリーフの経験はほぼないだけに、配置転換が決まって以降は楽天の先輩リリーフ陣を片っ端から質問攻めにした。それは侍ジャパンに合流してからも同じ、というより、さらに貪欲さが増した。

 7日の練習日にロッテ守護神の西野に精神面でのアドバイスを請うと、その夜はDeNAの井納、中日の又吉とともに焼き肉店へ食事に出かけ、そこでも「中継ぎの極意を教えて下さい」と頭を下げた。井納からは「時には1点をあげてもいいというくらい、開き直ることも大事だ」と声をかけられたという。

 もっとも、井納はDeNAの先発ローテーション投手。プロ入り2年間でリリーフをやったのは新人時代の4試合だけである。貪欲な姿勢がリリーフでの成功に結びつくかどうか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  5. 5

    仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼

  1. 6

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  2. 7

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

  3. 8

    西武・渡辺監督代行に貧打地獄を直撃!「ここまで打てないほど実力がないとは思ってない」とは言うものの…

  4. 9

    朗希の“歯車”は「開幕前からズレていた説」急浮上…メジャー挑戦どころじゃない深刻事態

  5. 10

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方