過去には“黒い霧事件”も 国会検討「野球くじ」の現実味と課題

公開日: 更新日:

「メジャーの試合は賭けの対象になっていることもあって、選手、球団関係者の情報開示を徹底しています。例えば、選手の年俸は1セント単位で細かく開示されているし、スカウトやスコアラーの動きも細かく規定がある。ある球団のスカウトがプロ入り前の有望選手と街中でたまたま会って声をかけただけでも、厳重に処罰されることもある。試合中の選手の携帯電話使用なども、明文化こそされていませんが、不正行為を疑われるだけで罰せられることもあるため、球団、代理人らが使用禁止を強く周知させている。メジャーリーグは過去に選手が八百長に絡んだブラックソックス事件や、禁止薬物問題などでファンの信頼を一気に失った。そんな苦い経験もあって、歴代コミッショナーは先頭に立って全てをオープンにしているのです」

■情報開示に消極的な日本プロ野球

 日本球界は13年に発覚した統一球問題でもわかるように非常に閉鎖的だ。試合前、試合後のロッカー内取材も「場所が狭い」などを理由に非公開。

 試合中の選手同士のメール交換やツイッターなども禁止されているのに、試合前後は頻繁に会食の約束などで連絡を取り合っている。選手年俸の公開や故障選手に関しての情報開示を行わない球団もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  5. 5

    露呈された韓国芸能界の闇…“兵糧攻め”にあうNewJeansはアカウントを「mhdhh」に変更して徹底抗戦

  1. 6

    大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに

  2. 7

    大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  5. 10

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い