権藤氏は「エース脳」と分析 日ハム大谷が持つ思考回路の中身

公開日: 更新日:

 野手出身の監督は得てして、走者を二塁に進めることが、マウンド上の投手に重圧をかけることになると考える。投手出身の私はまったく逆の考えで、労せずに1アウトをくれる犠打ほど投手をラクにしてくれるものはない。だから、横浜監督時代は「なんで自分たちの方から相手を利することをしなくちゃならんのだ」と自軍の攻撃で送りバントのサインをほとんど出さなかった。

 緊迫した試合で大谷が選んだ戦略は、間違いなく「投手脳」によるものだ。走者が二塁に進んでも、ホームにかえさなければいいんでしょ、という自信に裏付けされた思考回路は、往年の大投手たちに通じる「エース脳」の持ち主とも言っていいかもしれない。

■権藤氏が贈ったスコアカード

 実は昨年、大谷に“プレゼント”を渡したことがある。6月の甲子園で行われた阪神戦。8回を1安打無失点に抑えた大谷の投球をネット裏の記者席から見ていて私は、余計なことと思いつつ、その時につけていたスコアカードを担当記者に託して大谷に渡してもらった。気になることがあったので、欄外に一言二言の寸評を添えた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末