早実も志願者増加 清宮「甲子園出場」がもたらす“経済効果”

公開日: 更新日:

 エースの斎藤佑樹(現日本ハム)を擁して夏の甲子園を制覇した06年。全国にハンカチフィーバーが巻き起こると、翌07年度の入学志願者が前年の1066人から1435人に増加した。早実の受験料は1人2万8000円。1000万円以上のプラスを生み、志願者数は15年度で1668人まで伸びている。

「斎藤投手がブームの主役になったのは3年生のときですが、清宮選手はまだ1年生。その効果はさらに大きいと予想できます。早実に入れば清宮選手と会える、甲子園に応援に行ける、そういう思いが志望動機につながり、しかもそれがあと2年も続く。早実は(02年から中・高ともに)男女共学となり、清宮選手の存在は女子生徒の進路希望にも波及するでしょうからね」(安田氏)

 高校の多くは少子化で生徒集めに四苦八苦。人気名門校の早実でもそれは同じで、清宮の存在はだから大きい。

■準々決勝まで進めば50億円増

 阪神タイガースの優勝など数多くの経済効果を算出している関西大大学院会計研究科教授の宮本勝浩氏は昨夏、夏の甲子園の経済効果が244億5937万円になるとの試算を発表した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  3. 3

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  1. 6

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  2. 7

    仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼

  3. 8

    なぜ阪神・岡田監督は大炎上しないのか…パワハラ要素含む「昭和流采配」でも意外すぎる支持

  4. 9

    西武・渡辺監督代行に貧打地獄を直撃!「ここまで打てないほど実力がないとは思ってない」とは言うものの…

  5. 10

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる