本人は自信も 巨人新助っ人カステヤーノスに“3ない”データ
守備は外野、一塁、三塁を守るユーティリティープレーヤーという触れ込み。原監督は「(守備位置は)チームのバランスを見てから」と明言していないが、カステヤーノスは「メーンは三塁と一塁」と話している。現状では打率.227の村田が守る三塁での出場が濃厚だ。助っ人選手は打撃重視とはいえ、フランシスコは一塁の緩慢守備で足を引っ張りまくり、投手陣からブーイングが出た。
この時、原監督は「うちはやっぱり守りのチーム。最低限の守りは必要」と話している。友成氏が言う。
「それはきついですね。バッテリーを除く7つのポジションをこなすとはいえ、三塁は厳しい。今季3A21試合で三塁を守り、守備率は.932。平均は.960~.970だから落第点です。昨季は.917。1A時代の09年に至っては8割台。10回飛んできたら間違いなく1回以上はエラーをする計算で、プロでは考えられないレベルといえます。もともと内野手でしたが、“失格”の烙印を押され、外野に転向した。ユーティリティープレーヤーにならざるを得なかったんです。もし三塁を守るようなら、セーフティーバントなどで揺さぶられ、アップアップすることは目に見えています」
31日には本拠地・東京ドームにいよいよ新助っ人が合流する。期待が大きい打撃の方はともかく、守備面から足をすくわれそうな選手。過度な期待は禁物だ。