巨人新助っ人カステヤーノス 他球団の“スパイ”はどう見た?
「貧打巨人に救世主!」――。スポーツマスコミはこう騒いでいる。
新加入したアレックス・カステヤーノス(28=メッツ3A)が、来日初打席でいきなり打った。7月31日の中日戦に出場選手登録即、「5番・左翼」で先発出場。一回1死一、二塁の第1打席は、中日先発・大野の初球を右前に落とす適時二塁打で1打点。三回の第2打席は1死から今度は左前打を放った。右へ左へ2安打の後は三振と二飛に倒れ、4打数2安打1打点。
試合後の本人は「最初の打席でチームに貢献することができてホッとしている」とコメント。4連勝の原監督は「実戦向き? 米国での実績は我々の知識の中に入っているが、今日に関しては実戦の中でいいスタートを切った」と話した。
7月の移籍期限ギリギリにやってきた巨人の新戦力の情報収集に追われたセ・リーグのあるスコアラーは「安打は小さい変化球についていったけど、極端なアッパースイング。あれじゃ速い球は厳しいでしょう」と言った。
安打を放った1、2打席目は130キロと135キロのいずれも半速球のシュート。一方で3打席目は直球を3球とも空振り。4打席目の二飛も136キロの直球だった。