全米プロ初日単独首位 ジョンソンは5年前のリベンジなるか
【全米プロゴルフ選手権】第1日目
5年ぶりに全米プロが開催されたミシガン湖畔に広がるウィスリング・ストレイツ。名匠ピート・ダイが設計し、コース内のいたるところに967ものバンカーがあり、湖からの強風が選手に牙をむくタフなリンクスコースだ。
5年前にはダスティン・ジョンソンが最終日最終ホールを迎えて2位に1打差の単独首位と、初メジャータイトルに王手をかけていた。
その18番はティーショットを右に曲げて、そこから3オン2パットのボギー。M・カイマー、B・ワトソンとのプレーオフかと思われた。
ところがジョンソンの2打目はギャラリーが踏み荒らしたバンカーだった。それに気付かずにソールしたことで2罰打を受け、プレーオフ進出を逃した“悲劇”は有名だ。
そのリベンジとばかりに米ツアー屈指の飛ばし屋、ジョンソンが初日から飛び出した。
イン発進の初日は微風と絶好コンディションの午前組(8時5分スタート)。出だし連続バーディーを奪うと、前半の見せ場は16番パー5。ドライバーは312ヤードもかっ飛ばし、2打目は残り241ヤード。4番アイアンでピン右8メートルにつけて、これを放り込んだ。