高橋・小笠原・オコエより私が注目する高校生3人
ドラフト会議が22日に迫った。高校生の1位候補では小笠原(東海大相模)と高橋(県岐阜商)の左右両腕の名前が挙がるが、私が注目しているのは「野手」である。
ナンバーワンは遊撃手の平沢(仙台育英)。以前も1位級と触れたが、やはり地元の楽天が1位指名を公言した。176センチ、71キロと大柄ではないが、夏の甲子園で3本塁打を放ったように遠くへ飛ばせる。ヘッドスピードが速く、バットコントロールがうまい。「トリプルスリー」を達成したヤクルト山田のように、安打を量産できる可能性を秘めている。肩、足、フットワークを使った守備も一級品。遊撃で10年はレギュラーを張れる。右投げ左打ちでPL学園時代の立浪(元中日)を思い出す逸材だ。
高校日本代表にも選ばれた捕手の堀内(静岡)もいい。捕球から送球までの速さ、肩、捕球も高レベル。打撃もパワフルだ。巨人、阪神、中日など、正捕手不在の球団は多い。ロッテの田村は高卒3年目でレギュラーに定着し、パ・リーグの盗塁阻止率ナンバーワンだったが、光星学院時代の田村と比べても、総合力で堀内が上回っている。