神宮大会で“Dr.K”の称号 Gドラ1桜井が守護神沢村を脅かす

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 あるスカウトは「巨人の投手でいえば菅野に近い。球がぴゅっと伸びてキレで勝負するタイプ。球速は140キロ台前半が多いが、制球が良くてムダな四球がほとんどない」と言う。

■尾花投手コーチは若手抜てきを示唆

 ドラフト1週間前。リーグ戦で14回206球を投げて完投勝利。この試合の熱投で巨人の1位指名が決まった。全国的な知名度には欠けるものの、制球力と共に驚異のスタミナも武器。巨人のチーム防御率は12球団トップでも、日本人の生え抜き先発投手はエースの菅野しか計算できないだけに期待は大きい。巨人の球団関係者が言う。

「最初はもちろん先発投手としてローテを狙わせるでしょう。ただ、最重要課題はリリーフ陣の強化。現段階で沢村の抑えはほぼ確定で高橋監督も『今年結果を出している』と話しているが、山口とマシソンを含めた勝利の方程式は盤石ではない。新監督は『勝ち試合のリリーフ5人? いいね。困るくらいいてくれればいい』とも話している。空振りや三振が取れて制球力がいいのは、先発より抑え向きという声もある。開幕して沢村や山口が不安定なら、ドラ1新人が抑えを含めたリリーフ陣に回る可能性は十分あり得ます」

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