呉昇桓だけじゃない 阪神に巣食う「助っ人不良化」の法則
前阪神の呉昇桓が窮地に追い込まれた。
9日、不法賭博容疑でソウル中央地検の取り調べを受け、疑惑の一部を認めたと韓国マスコミが報じた。阪神復帰が消滅する可能性が高まった。
それにしても、阪神でプレーした助っ人は“問題児”が多い。今季限りで退団したマートンは暴言を吐くなど素行が問題視され、ゴメスもパスポートを紛失したとして、今年のキャンプは合流が遅れた。
阪神は以前と比べて、助っ人の調査不足で失敗に終わることは少なくなったが、優良助っ人が入団後に不良化するケースが目立つのだ。
ある阪神OBが「阪神は他球団がうらやむほど、助っ人に高給を保証する。それが手抜きをしたり増長したりする一因になっている」と言えば、阪神に詳しい作家の山田隆道氏は、「阪神は昔から生え抜き志向が乏しく、助っ人や他球団の優秀な選手を欲しがる傾向がある。『東京』や『アメリカ』といったビッグネームをありがたがる、関西特有のローカル根性に起因しているとみています」と語り、さらにこう続ける。