阪神も「動作解析」担当新設 由伸巨人は開幕前から“丸裸”

公開日: 更新日:

阪神は何かを仕掛けてくることがまずない。チーム全体が淡泊。いやらしさが全くないから戦いやすい印象はありました」

 シーズン中、巨人ナインはこう口を揃えていた。今季の阪神戦は16勝9敗。CSでも勝利した“カモ虎”に金本監督が就任して変わった。「動作解析」担当のスコアラーを新設するという。要するに、相手投手のクセなどをチェックし、牽制球のタイミングなどを計りながら盗塁、走塁に生かすというもの。「どうせ何もやってこない」とタカをくくっていた巨人にとって驚きの変化だ。

 阪神だけではない。DeNAのラミレス新監督は現役時代から配球の分析などに定評があった。巨人の4番を張っていた頃、「日本の野球は捕手からサインが出る。捕手を分析した方が確実な傾向が出るんだ」と捕手ごとのデータをはじき出し、パソコンに入れて携帯していたほど。セのあるスコアラーがこう言う。

ヤクルト広島はスコアラーの他にも、現場の選手、首脳陣が一体となって相手のクセや弱点を探し、ミーティングで徹底するなど、情報を生かそうというチームカラーがある。巨人は橋上コーチ(現・西武作戦コーチ)が退団した今季から、王道野球に回帰した印象がありますね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末