米5勝に「納得せず」 和田毅が自ら語る日本復帰決断の理由
5年ぶりに古巣ソフトバンクに戻ってきた和田毅投手(34)。10年にパ・リーグ最多勝、最優秀選手に輝くなど11年までの9年間で107勝。12年に海外FA権を行使してオリオールズ入りするも、その年に左肘靱帯の修復手術を受けた。オリオールズ時代の2年間は公式戦で1球も投げないまま自由契約に。カブス2年目の昨年は左脚の故障などで8試合の登板、1勝1敗、防御率3.62。メジャー4年間の通算成績は21試合で5勝5敗、防御率3.36だった。久々の宮崎キャンプを過ごす左腕を直撃した。
――メジャーでは通算5勝止まり。納得して帰国しましたか?
「メジャーの成績は納得していません。だから悩みましたよ」
――メジャーで勝負するのは諦めた? 復帰の決断に至ったのはなぜですか?
「日本に戻るか米国に残るかと考えた時に、去年の成績じゃ、これ以上、米国では必要とされないんじゃないかと。プロである以上、必要とされているところで投げたい、試合に出たいと思いました。ホークスには毎年『いつでも戻ってこい』と言ってもらっていたんです。日本に戻るならホークス以外は考えていませんでした」