日本競泳陣引っ張れる? 21歳コンビ萩野&瀬戸に金の重圧
11日、日本水連は先の日本選手権の結果を基に競泳のリオデジャネイロ五輪代表34人を発表。都内で会見した日本代表の平井伯昌監督は「複数の金メダルが目標。初日が重要。男子400メートル個人メドレーで勢いをつけたい」と男子のエース的存在でともに21歳の萩野公介、瀬戸大也の2人に期待を寄せた。
競泳日本代表は4年前のロンドン五輪で11個のメダルを獲得しながら、金メダルはゼロ。「銀、銅をいくら集めても金にはならない」という平井監督は、男子両エースを牽引役として2大会ぶりの金メダルを狙う算段だが、実はここを不安視する声が出ている。
昨年7月のフランス合宿での右手骨折から復活し、リレーを含む4種目で代表入りした萩野と比べて瀬戸の調子がイマイチだからだ。
昨年の世界選手権(ロシア・カザン)400メートル個人メドレー金で同種目の五輪代表に内定した瀬戸は日本選手権でそれ以外の3種目にエントリーしながら、代表権を得たのは優勝した200メートルバタフライのみ。しかし、タイム(1分54秒14)は、日本記録(1分52秒97)にも及ばなかった。