稽古総見また欠席 貴乃花理事“職務放棄”と奇行の裏の本心
相撲協会の貴乃花理事(44)が公式行事をばっくれた。
去る2日に行われた横綱審議委員会の稽古総見。他の理事9人は全員出席する中、貴乃花理事だけが姿を現さなかった。しかも弟子の貴ノ岩も来ずじまい。一般非公開の稽古総見は「幕下は15枚目まで、十両と幕内は8枚目まで」参加する義務がある。9月場所での貴ノ岩は前頭3枚目。当然、出席義務があったにもかかわらず、親方ともども知らんぷりだ。
貴乃花理事が職務を投げ出したのは、4月の「反社会的勢力排除に伴う講習会」、5月場所前の稽古総見に続き、今年公になっただけで3度目になる。3月には理事長選に挑むも、10票中3票しか集められず大敗。その後は「理事に与えられた仕事をまっとうします」と言いながら、むしろサボタージュするケースが目立つのだ。ある親方は「理事長選で負けたものだから、ふてくされているんじゃないか。嫌々だけど巡業部長の仕事だけします、という態度にしか見えない」と話す。
7、8月の夏巡業では「奇行」も目立った。真夏だというのにマフラーを巻いたり、黒装束に黒いベレー帽をかぶって場内を闊歩。「また変な宗教にかぶれたんじゃないか?」と、いぶかる声も少なくなかった。