スターも容赦なし ラグビー日本ジョセフ新HCは規律徹底派
「(代表)選手に関しては我々(首脳陣)が判断しなければならない。選手個々のスキルよりも、重要なのはチームとして結果を出すことだ」――。
5日、今年1月に契約したラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフ新ヘッドコーチ(46)が都内で会見。19年W杯に向けたチーム編成に関してこう話した。
現役時代は日本のトップリーグでもプレーし、日本代表としてW杯出場経験を持つジョセフHC。南半球リーグのスーパーラグビー(SR)・ハイランダーズとの契約が8月まで残っていたため来日は遅れたが、日本代表HC就任に向けて抜かりはなかった。現役時代の人脈を駆使して日本ラグビーの情報を収集。
「世界のトップレベルで戦うためには(15年W杯のプレーから)進化させないといけない」と、攻守とも更なるレベルアップが必要だと訴えた。
今後は初陣となる11月5日(東京・秩父宮)のアルゼンチン代表とのテストマッチに向けてトップリーグ各チームの監督、選手と接触を図り、チームの方針や規律などを説明するという。アルゼンチン戦まで時間が限られているため、メンバーは15年の選手主体で臨むことになりそうだが、同12日からジョージア、ウェールズ、フランス(フィジー戦)と続く欧州遠征では選手の大幅な入れ替えもありそうだ。ジョセフHCは規則と規律を徹底させ、若手選手の起用を好むタイプだからだ。