箱根駅伝出場「87」でストップ 中央大低迷の元凶は“伝統”

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 予選敗退がニュースになると、16日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)で野球評論家の張本勲氏が「内紛もあるらしいじゃないですか」と発言。これに、中大陸上部部長を務める野村修也法科大学院教授が「全くの事実無根です」とツイッターで反論し、謝罪を求める騒動に発展した。

「内紛が去年まであったことは確かです。選手ではなくOB内で意見が割れることが多かった。藤原監督の前任の浦田(春生)くんは厳しくしない指導法だったんですが、このときもOBが『もっと厳しくしろ』『今のままでいい』と対立。古いOBは変えることに対する反発が強く、他校が方針を変えて強くなる中、中大だけ取り残されていては改善しません。箱根の戦力を高めるのに最も重要なのは学校が一体となって駅伝に力を入れること。今は強化の方針もバラバラです」(スポーツライターの武田薫氏)

 前出の碓井氏は「今から慌てて再建しても手遅れ。弱い時代はしばらく続くと思います」と嘆いている。

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