本番前に露呈 4回転不調の羽生結弦に“ぶっつけ本番”不安
フィギュアスケートの男子王者がピンチである。
7日(日本時間8日)にはGPファイナル(フランス、現地8日開幕)の公式練習が行われ、史上初の4連覇を狙う羽生結弦(22)らが調整。3種類の4回転を試したが、ループとサルコーで精度を欠き、本番を前に不安を露呈した。
ループとサルコーでは踏み切る足の刃が氷とかみ合わないそうで「少しはまってない感じ。軸の取り方がちょっとうまくいっていない。イメージトレーニングをして備えたい」と話した。
先月のGPシリーズNHK杯では自身が史上初めて成功させた4回転ループを決め、今季世界最高となる合計301.47点で優勝。昨年はGPファイナル後に調子を崩しただけに、NHK杯後は、あえて練習量を抑えて調整し「追い込むだけの感じではなく、4回転を跳ばない日もあった」(羽生)という。
本番では15年世界選手権覇者のハビエル・フェルナンデス(25=スペイン)を上回る滑りを披露できるか。