“かけ込み補強”もOK…ラグビーTLは集客面も助っ人頼み

公開日: 更新日:

 来季は日本のラグビー界に豪州やニュージーランド代表クラスの選手が大挙して押し寄せそうだ。

 30日、日本ラグビー協会は来季(17-18年)のトップリーグ(TL)の大会方式などを発表。16チームを2組に分け、レギュラーシーズン、順位決定トーナメントも含めて計15試合が行われる。2月開幕のスーパーラグビー・サンウルブズの日程を優先して今年8月18日に開幕し、1月中旬に全日程が終了する。

 TLの外国人登録方法も変更され、6月末だった期限が、来季からは試合の2週間前までに緩和された。レギュラーシーズンに1試合でも出場すれば、順位決定トーナメントでも起用できるため、上位進出を狙うチームによるシーズン終盤のかけ込み補強が増える可能性もある。

 15年W杯、昨夏のリオ五輪男子7人制の躍進で、TLでのプレーを希望する強豪国の代表クラスの選手は少なくない。オフシーズンの南半球(ニュージーランド、豪州、南ア)の選手たちはレベルの高いTLでのプレーはトレーニングの一環にもなるためだ。

 TLの外国人枠は1チーム当たり6人まで(同時出場は4人)。大半のチームは開幕前に外国人選手を確保するが、故障などを理由にシーズン中の入れ替えも可能。戦力的に劣る外国人選手に代えてニュージーランドなどの代表選手を補強できるようになる。

 昨季はW杯効果もあって観客動員数は史上最多の49万1715人を記録したが、リーグ関係者によれば今季は約46万人と減ったという。来季は集客面も助っ人外国人頼みか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド