5年ぶり8連敗…泥沼阪神は西岡一軍復帰だけが頼みの綱
阪神は30日のヤクルト戦に敗れ、5年ぶりの8連敗。五回には福留が実に47イニングぶりの適時打を放ったが、好機にあと1本が出なかった。
今の一軍には、泥沼にハマリ込んだチームの起爆剤になるような選手は見当たらない。獲得が決定的となった新外国人のロジャース(パイレーツ3A)の来日は7月上旬の予定。二軍調整中の藤浪も復帰までには、まだ時間がかかりそうだ。交流戦中に一軍昇格したドラフト1位新人の大山(白鴎大)は途中出場したこの日も2タコで6打数無安打とサッパリだけに、チーム周辺では「二軍で復活に向けて調整する西岡を、早急に一軍に呼ぶべき」との声が出ている。
昨年7月に左アキレス腱断裂の大ケガを負った西岡は二軍で12試合に出場し、打率.394のハイアベレージ。2盗塁も決めている。守備では本職の二塁のみならず、遊撃や中堅、さらには本人いわく「プロでは一度も守ったことがない」という一塁もこなすユーティリティーぶりを発揮。
30日は二軍の中日戦(ナゴヤ)が雨天中止となり、3試合連続で試合には出ていないが、足の不安は解消されつつある。