U18W杯に米スカウト集結 早実・清宮“掛け値なし”の評価
清宮の体重は101キロ。早実では運動部専任のトレーナーに面倒を見てもらい、ウエートなどの科学トレーニングに励んだ。日本球団のスカウトも「巨漢選手を除いてプロでも100キロ超はめったにいない。鍛え上げた体が力の源」と言う。
■マイナーの環境は日本の二軍の方が良い
日本が完封負けを喫した2日(日本時間3日)の米国戦は米国投手にタイミングが合わず、無安打に終わったが、メジャーにも評価される清宮の打撃は、日本の高校生でトップクラスなのは間違いない。ただ、だからといって高校もしくは大学から日本のプロ野球を経験せずに渡米しても、実際に通用するかどうかとなると話は別だ。
たとえば、二刀流として今ではメジャーが300億円の値をつけるほどまでになった日本ハムの大谷翔平(23)は、岩手・花巻東の3年時は即メジャー挑戦する意向だった。しかし、ドラフトで強行指名した日本ハムは、大渕スカウトが中心となって日本ハムの育成体制のほか、「大谷翔平君 夢への道しるべ」という資料を持参し、日本ハム入りへ翻意させた。