選手会長就任で先手か 巨人が探るエース菅野“流出阻止策”

公開日: 更新日:

「ちょうどその12年ごろ、翌年に海外FA権を取得予定だったこともあり、内海目当ての大リーグスカウトがスタンドに押し寄せていた時期がある。本人もメジャーへの淡い憧れを抱いていた。それでも選手会長という立場もあって巨人愛を優先。思いを封印して大型契約にサインした経緯があります」(チーム関係者)

 そこで菅野である。順調なら国内FA権取得まであと2年、海外FA権を取るまで4年、巨人で投げる必要がある。

「菅野は浪人中に現地で試合を観戦するなど、屈指の大リーグ通でもあり、メジャー志向があるとされる。かつてのダルビッシュやマー君のように、すでに日本では敵なし。ダルビッシュが日本ハムを退団する際、『フェアな挑戦ができない。日本でやるモチベーションを保つのが難しくなった』と言った時と同じような状況です。巨人は今から菅野の流出阻止策を考えておかないと手遅れになる。選手会長を任せたタイミングで、何らかの手を打つのでは、とみられているのです」(球界関係者)

 巨人がエースに5年以上の長期契約を提示する可能性もあるということだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ