燕バレンティン 本塁打王奪還モチベーションは第2子願望
「明るいのはいつものことだが、今年は真面目に取り組んでいるのが印象的」
キャンプを視察する評論家が口を揃えてこう言うのはバレンティン(33)のことだ。この日は、ランチタイムに行われたフリー打撃で鋭い打球を連発。最後は左翼後方の防球ネットを越える特大飛球も放った。
小川監督も仕上がり具合のよさを認める8年目の助っ人は今季、例年以上にモチベーションが高い。昨オフに新たに結んだ契約条件は年俸300万ドル(約3億3000万円)の単年。「長く日本でプレーしたい」との希望を持っているそうだが、今年の成績が悪ければクビになる。
しかし、やる気満々の一番の理由は、長女の他に、もうひとり子供が欲しいこと。今季はホームランをガンガン打って、オフには年俸大幅アップの契約更新と第2子誕生を夫人とともに祝いたい。
最後に本塁打のタイトルを取ったのは60本打った2013年。5年ぶりの本塁打王もあるか……。