ザギトワ惨敗の真相 ドーピング検査で長時間拘束が影響か
平昌五輪で異次元のスケーティングを披露したアリーナ・ザギトワ(15=ロシア)に依然としてドーピング疑惑が持たれている。
ショートプログラム(SP)、フリーとも振るわず、5位に終わった世界選手権(イタリア・ミラノ)。フリーが行われた23日早朝から2時間にわたるドーピング検査を課されて、試合前の調整もままならなかったという。
ザギトワは、ロシア・フィギュアスケーティング連盟の公式サイトの取材に「朝から3時間近くも拘束され、試合に向けて感情をコントロールするのが難しかった。泣いても叫んでも何の解決にもならなかった」と苦しい胸の内を明かしている。
ザギトワはフリーでジャンプが決まらず、3度も転倒。平昌五輪後は、ほぼ休まずに練習を続けてきただけに、体調不良を懸念された。
が、世界選手権での不調はISU(国際スケート連盟)とWADA(世界反ドーピング機関)の嫌がらせだったか。