年寄降格の貴乃花親方 前日つるし上げ年寄総会の一部始終

公開日: 更新日:

 日本相撲協会が29日、東京・両国国技館で理事会を行い、貴乃花親方(45)は弟子の監督責任や場所中の無断欠勤などを問われ、委員から年寄へと7階級で一番下の「降格」となった。春場所中の支度部屋で付け人を暴行した十両・貴公俊(貴乃花部屋)は1場所の出場停止となった。

 ◇  ◇  ◇

 28日に開催された大阪市内で相撲協会の臨時年寄総会では、ただひたすら「反省」と「謝罪」を繰り返した貴乃花親方。目的はもちろん、自身の口から一連の騒動における言動を説明してもらうことだった。

 日馬富士暴行事件に始まって、3月場所での職場放棄、内閣府への告発状提出など、協会を混乱させ続けた貴乃花親方に対して、親方衆のハラワタは煮えくりかえっている。結果として自分たちの職場をかき回され、生活圏を脅かされたからに他ならない。それこそ「決を取って、理事会に解雇処分案を提出しよう」なんて声も一部では出ていたほどだ。

 そんな空気を察知したのだろう。貴乃花親方は総会の冒頭でいきなり、

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド