揺れるエンゼルス 大谷“二刀流”今季復帰は白紙の可能性

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 大谷の今季中の投手としての復帰についてエプラーGMは「いつマウンドに戻れるのかという質問に答えられない」としながら「最も早くて9月になるだろう」との見通しを明かしている。今後はキャッチボールや遠投、ブルペンでの投球など、段階を踏んでリハビリをこなす予定。ソーシア監督は回復が順調ならマイナーで調整登板させると示唆しており「今季中に投げられることを期待している」と話した。

 もっとも、エンゼルスの投手陣、とくに先発陣は故障者が続出し、肘にメスを入れた投手もおり、現時点では来季の先発ローテーションは不透明だ。今オフ、補強に動く可能性もあるとはいえ、現状では来季開幕からローテーション入りの見通しが立ちそうなのは大谷ぐらいなものだ。今季中に急いで復帰させるよりも、来季の開幕から万全の状態でマウンドに立たせた方が大谷本人にとっても、チームにとっても得策だ。

 大谷は再生治療であるPRP注射を選択し、患部は完治したわけではない。再発を防ぐためにも、二刀流としての復帰は来季まで待った方がよさそうだ。

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