夏初出場の中央学院“二刀流”大谷 頭骨折から復活の真偽
「センバツは初戦敗退で悔しい思いをしている。ここにすべてを懸けるくらいの気持ちなのでしょうが……」
大会初日(5日)の第2試合(済美戦)に登場する中央学院(西千葉)の大谷拓海(3年)について、某セ球団の関東地区担当スカウトがこう言った。
春夏連続出場となる中央学院が勝ち進むためには、投手として最速145キロ、打者として高校通算33本塁打を誇る「二刀流」の活躍いかんにかかっているといっていい。
ただその一方で、体調を心配する向きもある。
大谷は5月の練習試合で右側頭部に打球を受け、「脳挫傷」「頭蓋骨骨折」、さらに軽度の「外傷性くも膜下出血」のけがを負ったが、手術を回避。7月中旬に病院から出場許可が下りた。県大会終了後も病院の診察を受け、改めてゴーサインが出たという。
中央学院はスマホを活用した体調管理も行っている。大谷は甲子園見学の際に「頭はもう大丈夫」と話し、相馬監督も「体調は向上している」としているが、前出のスカウトはこう言うのだ。