新守護神が救援失敗…巨人・山口俊“ノミの心臓”は変わらず
巨人の新守護神がやられた。
12日のヤクルト戦。1点リードの九回に山口俊(31)が3番手で登板した。抑えに転向後、初めてのセーブ機会でのマウンドとなったが、1死後に山田哲に死球を与えるとストライクが入らなくなる。バレンティン、畠山を連続四球で満塁。代打・宮本に中犠飛を打たれ、同点とされた。試合は延長十二回、痛恨の引き分けに終わった。
開幕時の勝利の方程式を担った沢村、マシソン、カミネロら救援陣に離脱者が相次ぎ、今月から抑えに転向した。しかし、守護神として初登板となった8日の阪神戦は1回1失点。これで2戦連続失点となった。
最終盤のこの時期の抜擢は、DeNA時代の「経験」が決め手だと高橋監督は説明していた。が、DeNAではナイーブなメンタル面が災いし、守護神失格の烙印を押され、先発に戻った経緯がある。巨人の抑えの重圧はどこよりも凄まじい。この男は最後まで持つか。