新人王ライバルは5カ月半で 大谷の復帰は来季開幕の可能性
右肘手術からの復帰を目指すエンゼルス・大谷翔平(24)に朗報である。
患部の回復が順調なら、復帰が早まる可能性があるからだ。
メジャーでは投手だけでなく、野手も腱を修復するトミー・ジョン(TJ)手術を受けるケースが増えている。大谷の新人王のライバルであるヤンキースのグレイバー・トーレス内野手(21=打率2割7分1厘、24本塁打、77打点)は、昨年5月中旬にマイナーの試合で、相手選手と交錯した際に右肘を痛めてTJ手術。メジャー昇格が有力視されながら、昨シーズンを棒に振った。
トーレスは当時20歳と若かった上、リハビリも順調にこなしたのだろう。劇的な回復を見せて、11月上旬には医師から実戦復帰のお墨付きを得た。
TJを受けた野手が復帰できるのは通常、6カ月程度が目安だが、トーレスは術後から約5カ月半で実戦出場が可能となった。本人は今季の開幕を見据えて中南米のウインターリーグ出場を希望しながら、チーム期待の有望株のため、キャッシュマンGMの許可が下りなかったという。