日ハムFA宮西「2年5億円」残留で中田翔の来季年俸どうなる
日本ハムの宮西尚生(33)が9日、海外FAを行使せず残留することを明らかにしたが、驚くべきはその条件だろう。
今季は55試合に登板して4勝3敗、防御率1.80。新人から11年連続50試合以上登板となり、2年ぶりに最優秀中継ぎも獲得した。
とはいえ、先日、手術したばかりで来季34歳になる中継ぎ左腕に「2年総額5億円」とは、いくらなんでも気前が良過ぎないか。まして今季年俸は1億5000万円だ。
「ファイターズが好き。最後までファイターズの一員として戦っていきたい」と本人が笑顔で話したのももっともか。
となると、気になるのが同じくFA権のある中田翔(29)の来季の年俸だ。
今季は打率.265、25本塁打、106打点(リーグ3位)。.216、16本、67打点と低迷した昨季とは打って変わって好成績を残した。2億円の年俸はいったい、どこまでハネ上がるのか。
「このオフはアルシアを1年で解雇、契約が切れるレアードも他球団への移籍が濃厚です。かといってレアード以上の大砲(4年で131本)を獲得できる保証はどこにもないだけに、パワーヒッターである中田への依存度はこれまで以上に大きくなる。FAを行使しようとしまいと、中田との再契約は今オフの最優先事項でもある。それだけに昨年の年俸2億8000万円は最低ライン、場合によっては3億円まであるでしょうね」とは、日本ハムOBだ。