西武ドラ2渡辺勇が真似る 大谷翔平の“フォームとカラダ”

公開日: 更新日:

 本人もわかっているようだ。

 西武ドラフト2位・渡辺勇太朗投手(浦和学院高)が9日、出身地の埼玉県羽生市の体育館で応援セレモニーに出席。同市野球教室の校長で巨人軍V9メンバーの黒江透修氏(80)から、かつて指導を受けた渡辺は野球教室の最優秀選手「黒江賞」の第1号だった。

 渡辺は190センチ、90キロの堂々たる体格が二刀流の大谷に似ていることから、映像などでフォームを研究。「足の上げ方や体重移動を参考にしている」という。

 大谷は日本ハム入団時は193センチ、86キロだったが、メジャー移籍直前は体がふた回りほど大きくなり、体重も約100キロまで増えた。昨年は左太ももの故障で精彩を欠いたものの、「体が大きくなるにつれて成績も上がっていった」という日刊ゲンダイ記者の話に渡辺は、「自分も今はそれを求めています」と言ってこう続けた。

「プロでやっていくには体が重要だと思います。高校では専門のトレーナーさんにメニューを作ってもらい、日々トレーニングをやっていました。球団(西武)からは今のところ、特に練習メニューは頂いていませんが、ランニングと体幹のトレーニングはやっておきなさいとは言われました。1年目からローテーションに入れるとは思っていません。でも、経験をつむという意味では、短いイニングでしたら1、2年目に一軍で投げさせて欲しいです。目指すローテーション入りは3~4年先というのが目標です。キャンプまで2カ月もありませんが、練習の雰囲気も環境もすべて初めてでも、今は不安よりワクワクしています」

 ちなみに黒江氏は「西武は私も在籍したし、渡辺クンにとっては地元の球団。エースとして活躍する日を楽しみにしている」といった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド