中日ドラ1根尾昂が明かす“野球以外”「本は月に13、14冊」
中日のドラフト1位・根尾昂(18=大阪桐蔭)が日刊ゲンダイのインタビューに応じた。高校通算32本塁打、投げては最速150キロの「二刀流」で大阪桐蔭を甲子園春夏連覇に導いた。ドラフトでは巨人など4球団が1位で競合し、中日入団が決まった。野球漬けの生活を送りながら「高校生の本分は勉強」と言い切る根尾に聞いた。
大阪桐蔭では投手、野手の「二刀流」で甲子園を沸かせた。学校の成績も優秀で文武両道の「二刀流」としても知られる。スキーの腕前も一流。中学時代には全国大会アルペンスキー回転で優勝経験を持つ「二刀流」だった。当然、練習などは人より多くの時間を要する。寝る間を惜しんでいるのか。
「いや、睡眠時間を削ったりはしません。自分はどちらかというと寝たい方なので、高校野球をやっている時は絶対に6時間は寝るようにしていました。それ以上は短くしたくなかったですね。基本的に勉強は学校で全部終わらせて、なるべく寮には持ち込まないようにしていました」
両親は医師として岐阜県飛騨市にある診療所に勤務する。兄は医学部、姉は看護師。根尾は最高で偏差値70とされる大阪桐蔭にあって、運動部員では一番成績の良い生徒が集まるクラスに在籍している。成績はオール5に近い。
「成績はそんなことないですけど、高校生の本分は勉強です。勉強といっても、学校の授業がすべてではないと思います。イスに座って机に向かって黒板の前で学ぶことも勉強、本を読むことも勉強、人から話を聞くことも勉強です。今の自分はまだ子供。何でも知っているわけではありません。もっと知りたいというか、知らないことがあると知りたくなるというか、いろんなことを知りたいと思うと発見があります。常識を身につけたい。まだ見つかってないけど、野球でも技術とか分からないことが多い。これだ、というものを見つけたいんです」