日ハム吉田激白 ドラフト当日の焦りとプロ入り決断の真相
「ドラフト1位を目指してたのに、もしかしたら1位じゃないのかな……と。ファイターズに名前を呼ばれて、すごくうれしかったんですけど、焦っていました(苦笑い)。『(両親や恩師に)上位で行くために、プロへ行かせてください』って言ってたのに、これ、もう、取り返しがつかないな……って思いそうになりました」
日本ハムにドラフト1位指名された吉田輝星(金足農)が苦笑交じりでドラフト当日の心境を振り返った。
金足農には多くの報道陣が集まり、指名の瞬間を待った。1巡目の入札はなく、外れ1位でようやく日本ハムが単独指名した。
昨夏の甲子園。強豪校を次々となぎ倒して準優勝。「金足農旋風」の立役者となった。八戸学院大への進学が既定路線だった中で、なぜ自分の意思を貫き、プロ入りを決断したのか。その理由をたずねると、こう続けた。
「プロで通用する部分もあれば、しない部分もある。通用している部分はさらに伸ばし、していない部分や、苦手なところが出てきたら、底上げして普通のレベルまでもっていくことができれば、普通に勝負できるのかなと、U18で同じ年の根尾たちとプレーして希望のようなものが持てました」