ビーチW杯予選 ラモス監督率いる日本は3戦全勝で決勝T進出
ラモス監督率いるビーチサッカー日本代表は12日、タイで開催されているビーチサッカー・アジア選手権グループリーグ最終戦を戦い、バーレーンを6ー2下して14日から始まる決勝トーナメント進出を決めた。
バーレーン戦勝利の流れをグイッと引き寄せたのは、試合半ばにFP奥山正憲(32)が、強烈に叩き込んだ圧巻オーバーヘッド2連発である。
第1ピリオド(各ピリオド12分)は、大黒柱FP茂怜羅オズのゴールのみ。試合の前日に「内容の伴った試合でバーレーンを倒し、決勝トーナメントにつなげたい」と話していたラモス監督は、1ー1の同点で引き上げてきた選手のパフォーマンスに納得がいかない様子がありあり。3分間のインター バル中、顔を真っ赤にして選手たちに厳しい言葉を投げ掛けた。
第2ピリオドが始まって残り8分過ぎ、FP赤熊卓弥(30)が追加点をゲット。それから膠着状態に陥った。ここで奥山の“出番”である。
残り6分24秒。相手ゴールに背を向けた状態で絶妙のタイミングでボールを浮かし、空中でクルリと反転しながら右足を振りかぶり、強烈オーバーヘッドシュート! これがバーレーンのゴールネットをズドンと突き刺した。その11秒後。再び奥山が、見事なオーバヘッドシュートを決め、点差が4ー1となったところで試合の趨勢は決まったといっても良かった。