貧打に投壊…虎ファンが早くも危惧する「2年連続最下位」

公開日: 更新日:

■若手、中堅の伸び悩み

 打線については同じく阪神ファンの宮本勝浩氏(関大名誉教授)も、「野手の新旧交代がハッキリ見えてこないのは不安材料です」と、こう語る。

「いつまでも大ベテランの糸井、福留頼みが続くようでは困ります。近本、木浪が出てきたのは楽しみではありますけど、裏を返せば、それ以外の中堅、若手選手が伸びていないということ。前任の金本監督時代は、結果が出ないと二軍で再調整させるなど厳しく指導した。選手たちはベンチの顔色をうかがいながらプレーしているように映った。自主性と対話を重視する矢野監督になり、みんながノビノビやれると思っていましたけど、今もハッキリした変化は見えてこない。16年新人王の高山や、17年に20本塁打を放った中谷がもう一回、レギュラーを取るぞ、という期待感はまだ持てないし、伊藤、江越らも芽が出てこない。彼らは何年もプロで飯を食べている。新人には簡単に席は譲らんぞ、という気概を示してほしいですね」

 投手陣はどうか。昨オフ、オリックスからFAで西勇輝を獲得し、中日からガルシアを“強奪”。実績のあるメッセンジャーとの先発3本柱は、セ界屈指といっていい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド