“香川+三銃士”でも敗北 森保Jが露呈した「好機のチーム」

公開日: 更新日:

 メキシコ五輪得点王の釜本邦茂氏が言う。

「日本は、上背がなくて華奢でテクニシャンで俊敏でスピーディーな選手が多く、彼らがチョコマカと動き回り、細かいパスをつなぎながらチャンスを数多くつくり、そして積極的にシュートを放っていくチームであることが証明された。だが、さらに<それだけでは勝てない>ことも改めて印象付けた。スピーディーなドリブル突破やパス回しで相手を翻弄することはできる。それなりにチャンスもつくれる。シュートにも持ち込める。なのに決まらない。この繰り返しでは、日本代表は<技術系選手の多いチーム>で終わることが懸念される」

 ドイツサッカー協会公認S級コーチの鈴木良平氏がこう続ける。

「サッカーには極めて重要なシュートの精度が低く、当たり損ないのシュートも散見された。森保ジャパンは<中盤の構成力>を高めることには成功したが、前線でポストプレーがこなせて決定力の高い選手を同時進行で探し出し、さらに強化することが必要です」

 次戦は26日のボリビア戦(兵庫=午後7時30分キックオフ)。森保ジャパンはゴールを決められるか? 注目である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ