強豪校監督に聞いた 高校野球の球数制限「賛成?反対?」

公開日: 更新日:

 高校野球の球数制限問題、現場はどう考えているのか。

 昨年末、新潟県の高野連が今年春の県大会で1試合100球の球数制限を実施することを発表した。高野連は「部員数が20人以下の加盟校が全体の約4分の1を占める現状では、投球数制限に踏み込むのは慎重であるべき」などの観点から、全国で足並みを揃えて検討すべきと再考を求め、新潟県は実施を見送った。

 一方、高野連は小宮山悟早大監督ら13人のメンバーによる「投手の障害予防に関する有識者会議」を新設。4月26日に第1回会議を都内で行い、11月までの4回の会議を経て、1年後をメドに具体的な指針をまとめる。センバツ前、毎日新聞が出場32校の監督に球数制限の賛否についてアンケートを実施。「賛成」7人、「反対」24人、「どちらとも言えない」1人という結果で、反対が多数を占めた。そこで、改めて日刊ゲンダイがセンバツ甲子園に出場した野球部監督に話を聞いた。

■「投げて鍛えるのが基本」

 反対派の意見はこうだ。

 龍谷大平安の原田英彦監督(58)は「こんなこと言ったら怒られるかもしれないが……」とした上で、こう言った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド