ヤクルト連敗16で止めた “20歳の若女房”古賀優大の学習力

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 古賀が言う。

「今まで樹理さんの武器であるシュートでゴロを打たせる投球を目指していた。ですが、去年は先頭打者を出してしまうことが多かったこと、立て続けに打たれると、そこから食い止められないというのが課題だった。だから今年は積極的に声かけをしに行ったり、こまめに配球を変えながらリードしたりすることを心掛けて、二軍でもそれを繰り返し練習してきました。きょうは球場(横浜スタジアム)が狭い。だから、球の高低と両コーナーに投げていくようリードしました。前の2試合をベンチで見ていたので、バッターがどういう反応をするかも観察しながら考えました」

■目標はDeNAの伊藤光

 古賀が目標とする選手は、この日“初対戦”となったDeNAの伊藤光(30)。明徳義塾の先輩で、高校時代に比べられることも多かったという。

「キャッチングやスローイングのすごさに憧れています。いつか対戦したいと思っていた」

 この日の勝利で原の連敗も「5」でストップ(勝敗つかずの1試合を挟む)。首脳陣の評価も上々だ。衣川バッテリーコーチは「キャッチングも落ち着いていたし、メリハリの利いた攻め方をしていた。これからが楽しみ」と褒め、「性格はめっちゃマイペース。(この日の試合前の)ノックを打った後、普通にご飯食べてましたから」と明かした。

 指揮官も「今後も十分にチャンスはある」と合格点。地獄の連敗を抜け出したのと同時に、楽しみな若手が現れた。

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