クビ寸前が投手3冠 G山口“起死回生”で球宴以上のご褒美も
この調子で今季を終えれば、球宴どころではない「ご褒美」が待っているかもしれない。さるNPB関係者がこう言う。
「メジャー志向があるそうだが、昨オフに年俸2億3000万円の2年契約を結んでいるため、少なくとも来年は巨人にいることになる。このままリーグトップクラスの成績でシーズンを終えることができれば、今季の成績が重視される来年の東京五輪のメンバー入りも当然、視野に入ってくる。侍ジャパンの稲葉監督は、なかなか調子が上がってこない菅野の状態を気にかけているが、同時に山口のことも注視している。先発、リリーフ両方の経験がある『使い勝手の良さ』、何より巨人で開幕から先発ローテを守っている、元力士の父親譲りの『馬力』が評価されています」
事件は30歳の誕生日だった17年7月11日に起きた。選手生命の危機からちょうど2年。力ずくで東京五輪出場まで視野に入れてくるとは、大した“馬力”である。