新天地で化けるのは?日ハム&巨人「2対2トレード」の損得
巨人・吉川光夫投手(31)、宇佐見真吾捕手(26)と日本ハム・藤岡貴裕投手(29)、鍵谷陽平投手(28)の2対2のトレードが26日、両球団から発表された。
中継ぎ陣の強化が課題だった巨人が左右の救援投手を獲得。捕手、投手の選手層の厚みを求めた日本ハムとの思惑が一致した格好だ。
巨人の原監督はこの日、「両軍にとっていい形になれば。中継ぎの補強? そうですね。戦いは始まっている。実力至上主義。水を得た魚のごとく暴れて欲しい」と言った。このトレード、実際はどっちが得をするのか。
巨人に加入する鍵谷は右の速球派。今季18試合に登板し0勝0敗、防御率は5.94ながら、二軍では8試合で防御率0.00と安定していた。阿部、亀井、沢村と先輩が在籍する中大出身。沢村の2学年後輩にあたる。
2011年ドラフトで3球団競合の末にロッテ入りした藤岡は、18年にトレードで日本ハムへ移籍。今季2試合で計3回を投げ、5失点だった。
一方、日本ハムへ移籍する吉川光は、入団から10年間所属した古巣に3年ぶりに復帰することになる。中継ぎに転向した今季は原監督に「勝利の方程式」の一角に指名されたが、9試合に登板して1敗、防御率9.95だった。