全英初の当日券なし 史上最大の観客動員に関係者ピリピリ

公開日: 更新日:

 今年の全英オープンは、ゴルフファンだけでなく多くの人々に注目されている。

 昨年、発売された19万枚の前売りチケットは史上初めて売り切れ。

 今年4月には数千枚の追加チケットが販売されたがそれも完売した。159年の全英史上、初めて当日券が販売されない異常な人気のなかで開催されている。

 これは68年ぶり2度目のロイヤルポートラッシュGC開催に北アイルランド住民が熱狂的に歓迎しているからだ。

 もともと北アイルランドはゴルフ熱が高く、今大会会場で2012年に開催された「アイリッシュオープン」では、大会期間中に11万2000人ものギャラリーが押し寄せて、欧州ツアーの最多入場者数記録を更新しているのだ。

 当時はコースに1日3万人ものギャラリーを収容できないため、チケット販売数が抑えられたが、今年は隣接コースの一部を使用し、ギャラリーの輸送態勢も整備されてチケット販売数が増えたのだ。

 大会運営もユニーク。ペットボトルの持ち込みを禁止する代わりに、ギャラリーに無料で水筒を配って環境に配慮している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド