若手の週替わりV喜べず 壁になる“ツアー女王”不在の深刻度
【センチュリー21レディス】最終日
女子ツアーは毎週のように黄金世代(1998年4月~99年3月生まれ)が活躍して、今季21試合が終わって7勝(勝みなみ2勝、渋野日向子2勝、河本結、原英莉花、小祝さくら)と勢いがある。
そして、先週は黄金世代の1つ年下、稲見萌寧が10代最後の日に初優勝を挙げた。昨年のプロテストに合格したルーキーであり、プロ転向後、ツアー14試合目での勝利だった。
7アンダー単独首位発進の稲見は、前半にスコアを1つ落としてターン。11番バーディーでスタート時点に戻したが、1打差3位タイに後退。
その後、15番バーディーで首位タイに並ぶと、最終18番パー4は残り130ヤードをピンそば2メートルにぴたり。そのバーディーパットを決めて混戦を制した。
「絶対に勝ってやるという気持ちで突き進みました。この1勝に終わらず、残り全試合の優勝を目指していきます」(稲見)
この大会も優勝争いに多くの黄金世代が絡んだ。