原監督よ かき集めた山盛り枯れ葉のたき火は目にしみるか
日ハム、巨人、日ハムと行き来して18年間、スタンドでは奥さんと子どもたちも見守ってた。試合後、両チームの二軍選手から胴上げされて実松も涙腺が緩んだ。
■炭もくべるかい
巨人のベンチには、とっくに原の熊手から漏れちまった二軍打撃コーチの村田修一や、投手コーチの杉内俊哉が見つめていた。
胴上げに参加した二軍選手たちの中にゃ、原の熊手から漏れちまった岩隈久志、中島宏之も交ざっておらんかったかい?
原辰徳は、去年11月の秋季キャンプで早速熊手を振り回しながら中島のことを、「すごく評価している非常に魅力的な選手、何より私と相性が良いと思っている」などと熱烈ラブコールを送ったもんだ。日本語が達者なら、相手に確かめもせずに「相性が良い」なんて言わねえもんだ。
実松を胴上げしつつ、中島や岩隈はどう思ったかね?
「オレが引退するとき、誰か胴上げしてくれるだろうか?」
熊手でかき集めた山盛り枯れ葉のたき火で「涙腺が弱った」原よ。まだ一軍にぶら下がってるらしい炭谷とかどうするよ?
炭ってのはな、たき火にくべちまうと、長持ちするぜ……。