巨人FA補強は楽天美馬とロッテ鈴木 即決の裏に目玉打者が
巨人の大塚淳弘球団副代表編成担当(60)が28日、国内FA権行使を表明したロッテ・鈴木大地(30)の獲得に乗りだすと明言した。
鈴木は今季、打率・288、15本塁打、68打点。いずれもキャリアハイの成績をマークした。内野の全ポジション、外野も守れるユーティリティープレーヤーで、大塚副代表は「阿部が引退して、どこでも守れるとなると魅力的ですね」と明かした。
鈴木はこの日、ZOZOマリンで「今季の起用やポジションがFAにつながったわけではない。新しいことをやらせてもらって、すごく勉強になった一年だった」と振り返っていた。
巨人はさらに、楽天・美馬学(33)も調査することを明かした。
大塚副代表によると、8勝5敗だった今季の143回3分の2の投球回数を評価。「開幕からシーズンを通して投げる投手は貴重。日本シリーズで負けて投手力不足というのがはっきり見えた」と説明した。
さる球界関係者がこう言う。
「関東でのプレーを希望している美馬については、ロッテも手を挙げているが、巨人入りが濃厚です。鈴木もしかり。美馬、鈴木は2人ともBランクのため、規定ではこれでFA補強は終了。早々と2人との獲得交渉を表明するリスクは大きい。これから大物が表明しても身動きが取れなくなるからです」