巨人は助っ人補強に首脳陣投入…中日の南米ルート強奪も

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 これまで、ドミニカを筆頭とする中米ルートは中日の独壇場だった。森氏が強固なパイプを築き上げ、巨人は煮え湯をのまされることも少なくなかった。例えば、現地では森氏のもとに代理人が列をなし、さまざまな選手を売り込んでくる。中には箸にも棒にも掛からないような選手もいて、それを代理人が「3000万円でどうか」と囁いてくる。追い返すと、その足で巨人の渉外担当のところに行き、同じ選手を3倍の値段で吹っかけてくることもあったという。

 そんな森氏が今季限りで中日を退団した。球団は中米ルートを継続すると言っているが、森氏が個人的につくったパイプによるものが多く、代役の担当者を立てたところで、ルートを維持できるかは微妙。中日関係者の多くも懸念しているところである。

 そこへ、攻勢をかけるかのような巨人の動き。中日との立場が一変するかもしれない。

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