ザギトワ最下位で証明されたロシア女子の恐るべき“早熟”

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 早熟の天才と言われたロシアの女子選手はザギトワだけではない。シニアデビューした2015~16年以降、GPや世界選手権で毎年、金メダルを獲得していたメドベージェワ(20)は昨シーズンから金はゼロだ。14年のソチ五輪で団体金メダルのリプニツカヤ(21)も17年に引退した。ジュニア時代は無敵を誇ったラジオノワ(20)も、昨シーズンから大会に出場せず。15歳の時には「私はもうすぐ16歳になるから、若くない」と話していた。

 かつて妖艶な演技で活躍し、06年トリノ五輪で銅メダルを獲得したスルツカヤ(40)は、当時27歳。ジャンプが重視される現在では、スルツカヤのような大人の魅力のあるスケーターが結果を残すのは難しい。

 GPファイナルでは1位コストルナヤ(16)、2位シェルバコワ(15)、3位トルソワ(15)と、ロシア人ティーンが表彰台を独占。雨後のタケノコのごとく、若い選手が次々に出てくるロシアにとっては、彼女らの競技生命が短かかろうと困らないのだろうが……。

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