笑顔でロッテ入り FA福田を待つ熾烈な外野ポジション争い
もうすっかりロッテの一員だった。
ソフトバンクからFA移籍した福田秀平(30)が15日、千葉市内のホテルで入団会見を行い、「覚悟を持って来た。監督を胴上げできるように精いっぱいやる」と来季への意気込みを語った。
残留要請を受けていたソフトバンクを含めヤクルト、中日、楽天が争奪戦を繰り広げる中、ロッテとはプロ入り前の多摩大聖ケ丘高(東京)時代から相思相愛の関係。井口監督、恩師と慕う鳥越ヘッドコーチの存在も決め手になり、「(2人から)何度も電話をいただき、うれしかった。お世話になることを決めました」と話した。
会見では、好きなロッテ商品として看板アイスの「雪見だいふく」を挙げ、「レンジで6秒チンすると、すごくおいしいです」と宣伝。商品パッケージを模した「雪見だい福田」のボードを掲げて、笑顔を振りまいた。今季までのプロ13年で規定打席に到達したことは一度もない“スーパーサブ”は、それでもロッテから4年総額7億円のカネを手にする。実に雪見だいふく、500万個分である。
「外野の一角に入り、(自身初の)規定打席に到達したい」