バレで終了と思いきや…ソフトBがFA秋山にまだ“虎視眈々”

公開日: 更新日:

 王会長はバレンティンを獲得した際、チーム内の競争力を強化する意図があると明かした。2017年以来のリーグ優勝と4年連続日本一達成はもちろん、球団を挙げて、かつてのV9巨人を超える日本シリーズ10連覇を目標に掲げている。

 とはいえ、このオフはライバル球団が覇権阻止に向けて、牙を研いでいる。事実上の“4対3の大型トレード”を行った楽天ロッテは優勝を狙って、巨額の資金を投入。西武もリーグ2連覇を達成するなど底力はある。日本ハムオリックスも育成と助っ人補強でチーム力強化を図っている。パの補強を巡る動きは激化の一途をたどっている。

ソフトバンクドラフトで後れを取っている。くじ引き役の工藤監督は、15年の高橋純、16年の田中と2年連続でクジを引き当てたものの、以降は清宮(日本ハム)、小園(広島)ら、2巡目以降を含めたクジ引きで6連敗を喫している。運に左右されるとはいえ、将来の中心選手になるべく逸材の獲得に失敗していることも、王会長が危機感を抱く要因になっているのではないか」(前出のOB)


 秋山のメジャー挑戦が不調に終われば、満を持して獲得に名乗りを上げることは確実だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド