JFA会長コロナ感染の衝撃 日本スポーツ界クラスター発生も

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■夫人は五輪選手強化拠点の常駐内科医

 いや、ことはサッカー界だけにとどまらない可能性がある。

「田嶋会長の夫人はFIFA(国際サッカー連盟)の医学委員会委員やJFAのスポーツ医学委員を歴任する内科医です。当然、田嶋会長もコロナの感染予防に気を使っていたはずだけに、まさかという思いです。田嶋夫人は日本のスポーツ強化の拠点のひとつである東京・西が丘の国立スポーツ科学センター(JISS)にメディカル部門の研究員として在籍し、トップアスリートの健康面のチェックも行う立場にあります。JISSや同敷地内の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)では各競技団体や選手が日常的に練習や合宿を行っていて、もちろん選手や関係者はJISSのメディカルセンターとは密接な関係にある。ちょうど2月4日から3月22日までは男女バレーボールの日本代表合宿が行われています。サッカー以外の選手や競技団体の動揺は避けられません」(組織委員会関係者)

 新型コロナウイルスのパンデミックで東京五輪の開催が危ぶまれている折も折だ。IOC(国際オリンピック委員会)は17日に臨時理事会を開き、19日以降から国際競技連盟、各国の国内オリンピック委員会と電話会議を行い、コロナウイルスの対応策を協議することになっている。東京五輪が予定通り開催されるのか、あるいは中止・延期となるのかの瀬戸際である。

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